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利他行動の進化論的意味

森で美味しそうな食料を見つけた個体は,仲間にそのことを知らせるべきでしょうか? それとも独り占めすべきでしょうか? ダーウィンの進化論によると,他者よりも生存のためにより有利な行動をとる性質をもつ生物種はより多くの子孫を残してはびこることができますが,そうでな い生物種は淘汰されてしまいます。このような考え方によると,食料の存在を仲間に知らせる個体よりも独り占めする方が良いように思われますが,社会性動物 のなかには他個体のために自己を犠牲にしているように感じられる行動をつる個体もしばしば観察されます。このような利他行動や,他個体に利益をもたらすような言葉が進化の過程で発達した理由をについて,計算機上でのシミュレーション実験により探っています。

主な業績

  • 西井淳, 橋爪善光. 自然選択と利他行動. 津田一郎(編), 生物進化の持続性と転移, pp. 211-222. 国際高等研究所, 2011.
  • Y. Hashizume and J. Nishii. Intermediate selection pressure bring in the emergence of altruism and common words. Proc. of the 2nd Swarm Intelligence Algorithms and Applications Symposium, pp.10-15, 2009.