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運動のスキル発掘

20世紀の前半に活躍したロシアの生理学者Bernsteinは熟練した鍛冶屋の運動解析を行い,腕の運動軌道は鎚を打ち下ろすたびに少しずつ異なるものの,鎚の先は正確に目的の場所に吸い込まれるように動いていることを発見しました。このことからBernsteinは,(1) 我々の脳は、運動中に注意を払っている点と払っていない点があると考察し,そして,(2) 目的の運動タスクを達成できる様々な方法の中から状況にあわせて臨機応変に適切な解を取り出せることこそがヒトの持つ巧みさであると考えました。

本研究室では,歩行運動をはじめとする様々な運動・スポーツにおいて脳が着目している点が何かを探ることで,脳が学習の過程で無意識に獲得している暗黙知レベルの運動のコツを探っています。

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二足歩行のコツの解明

主な業績

  • J. Nishii, Y. Hashizume, S. Kaichida, H. Suenaga, and Y. Tanaka. Constraint and exploitation of redundant degrees of freedom during walking. Robotics and Autonomous Systems, 60, pp. 679-684, 2012. doi: 10.1016/j.robot.2011.12.006.
  • S. Toyota, S. Kaichida, Y. Hashizume, and J. Nishii. Leg joint synergy emerged from the body dynamics during walking. Proc of Int. Conf. on IEEE Systems, Man and Cybernetics (SMC), pp. 484-489, 2012/10/14-18, Seoul (Korea), doi: 10.1109/ICSMC.2012.6377771.
  • S. Kaichida, Y. Hashizume, N. Ogihara, and J. Nishii. An analysis of leg joint synergy during bipedal walking in Japanese macaques. Proc. of IEEE Int. Conf. on Engineering in Medicine and Biology Society (EMBS), pp. 8183-8186, 2011/8/29-9/3, Boston (USA), doi:10.1109/IEMBS.2011.6092018.
  • 山田修平, 橋爪善光, 西井淳. 歩行における脚関節間協調の発現メカニズムの検討. 電子情報通信学会総合大会, 情報・システムソサイエティ特別企画学生ポスターセッション予稿集, p. 186, 2012. 2012/3/21-24, 岡山大学(岡山市).