人工生命や複雑系の研究で有名なSanta Fe Insitute力学系のオンラインコースを公開中。 高校生までの知識でOK(とビデオ講義で言っている)の「力学系とカオス入門」の他,真面目に関連の数学のお勉強をする(らしい)「非線形ダイナミクス」のコースもある。

前者の途中までしか見ていないが,高校生までの知識でと言っている説明が丁寧で,関数とは何か,微分とは何かといった話からはじまるが,そうこうする間に非線形力学の世界の紹介がさりげなくはじまる。 「モデル」とはなんぞやという話も出てきたり,興味深い話題がいろいろつまっていてオススメ。 きちんと登録して宿題も提出すると,履修認定証みたいなのももらえるらしい。

最近は,素晴らしい講義がインターネット上でたくさん公開されているので,その気になればいろんな知識を吸収できる。僕が大学でわざわざ下手な講義をするよりも,大学ではもっと他のことに時間を使ったほうが,教員にとっても学生にとっても有益なのではとよく思う。 もっとも,学生のみなさんが自分できちんと勉強することが前提の話になるので,この前提の下で発展的なことを何かするか,それとも,せめて大学ではお勉強をしようねと従来型の講義を続けるかは悩ましい選択。

ついでだが,「非線形ダイナミクス」の講師のElizabeth Bradleyの履歴を見たら,

Elizabeth Bradley did her undergraduate and graduate work at MIT, interrupted by a one-year leave of absence to row in the 1988 Olympic Games ...

とあった。rowing(ボート競技)のオリンピック選手だったらしい。すごい。

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