検定計算を行う論文を投稿すると,サンプルサイズの妥当性を問われることがあるので,
統計計算が必要な研究を行うときには,目的の結論を出すためにサンプルサイズがどの程度必要かを事前に検討する必要がある。
テストの平均点がある二群で異なるかを探るには,t検定等の統計計算によってp値を求めて,優位水準より大きいか否かに基づいて有意差の有無を議論するのが一昔前まで主流だった。ところが最近は この方法はもうやめよう…という方向に世の中は変わりつつあって,学会の投稿規定もそのように変わりつつある。
[Read More]ASA(アメリカ統計学会)は2016年にp値についてのASAの所見を発表。 冒頭に,2014年2月にG. CobbがASAのフォーラムに投稿した内容として以下を紹介。
Q: Why do so many people still use p = 0.05? (どうしてみんな,未だにp=0.05を使うの?)
[Read More]A: Because that’s what they were taught in college or grad school. (だってみんなそう習ったからね)
大学院博士前期課程2年の藤井瑛藏君が電子情報通信学会情報・システムソサイエティ(ISS)特別企画「学生ポスターセッション」優秀ポスター賞を受賞しました。
受賞対象の講演題目は「外乱に対する立位安定性を決定する制御要素」で,立っている時に押されても倒れないようにするには,押されてからの反応よりも,押される前に踏ん張る(特に膝より下の筋活動を高くしておく)ことが重要であることを示唆する結果を示したものです。
[Read More]たまたま読んだ「ロバートジョンの歌の研究」というページが面白かったので思い浮かんだことを少々殴り書き。 ジョンソンの歌のピッチを細かく分析したら,ルート音(音階のドの音)の音程はバッチリはまっている一方で,他の音は,平均律(ピアノの調律に用いられる音程)からずれて,かなり自由な,でもコントロールされた音程で歌っていたという話。
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