すっかり寒くなりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。私たちの研究室では現在、学部4年生と修士2年生が卒業に向けて、文字どおり命を削るように日々取り組んでいます。研究室内ではあちこちから咳が聞こえ、皆の目にはさまざまな感情がにじんでおります。
私自身も去年は、血反吐を吐く思いで厳しい冬を過ごしました。目に入る幸せをすべて恨むような気持ちだったことを覚えています。しかし、そんな冬を乗り越えたとき、人は成長できるのではないかと考えております。

さて、研究室内ではこの「冬越え」に向けて、さまざまな策が練られています。まず見ていただきたいのが、以下のような年季の入った寝袋です。この寝袋には、数々の後悔と怨念が詰まっているのではないかと思っています。ほかにも去年は隣の部屋にブルーシートが敷かれており、そこで寝たり、椅子を組み合わせてベッドを作ったりする人もいました。今年はどんな創意工夫が見られるのか、楽しみにしています。

また、研究室内には売店があり、カップ麺やお菓子が売られています。そこでエネルギーを補給するのも良いのですが、さすが上級生です。さらに一歩先を行き、あらかじめ弁当のようなものを作って、この冬越えに備えていました。私自身も来年、2度目の冬越えを経験するので、こうした先輩方の背中を見習いたいと思っております。
研究室を出ると、すっかり葉が落ちた木々が立っています。しかし、あと数か月もすれば立派な桜が咲きます。冬のあとには必ず春が来るのです。皆が笑顔で春を迎えられることを祈りつつ、この文章を締めさせていただきます。
