自分の作ったソースコードをリポジトリ登録して,Git/GitHubで管理する方法
管理したいソースプログラム群があるディレクトリに移動して,バージョン管理のための初期化をする。
$ cd <target directory>
$ git init
これで,ローカルリポジトリ(.git/
)が作られ,git init
を実行したディレクトリが作業ディレクトリになる。
以下のようにgit init
でローカルリポジトリ用のディレクトリを新規作成することもできる。
$ git init <target directory>
$ cd <target directory>
gitコマンドでは無視したいファイルが有る時(LaTeXの一時ファイル等)は,.gitignore
という名前のファイルを作っておく。
以下は例。latex関連の一時ファイルを無視するように設定している。
$ cat .gitignore
*.aux
*.idx
*.log
*.toc
*.ist
*.bbl
*.blg
*.dvi
*.ilg
*.ind
*.lot
*.out
*.synctex.gz
*~
$ git add . # 現在のディレクトリにある全てのファイル/ディレクトリを登録
$ git add figures/ # ディレクトリ figures/ 以下のファイルを登録
$ git add *.tex # すべての .tex ファイルを登録
一部のファイルのみを登録したい時にはgit add <ファイル名>
とすれば良い。
git add
で指定したファイルやディレクトリを,ローカルリポジトリに登録する。
$ git commit -m "はじめてのgit"`
-m
は1行コメントをつけるオプション。
更新したファイルをローカルリポジトリに反映するときにも,同様にgit add
とgit commit
を実行する。ここまではローカルリポジトリの管理。
インターネット上のどこからでも最新ファイルを入手できるようにするには,Gitサーバにリモートリポジトリを登録する。
git サーバ上に新規リモートリポジトリを作る(GitHubやBitbucketの各webページ上で作る)
ローカルリポジトリ(要はgit管理したいプログラム群のあるディレクトリ)をgitサーバ上のリモートリポジトリと紐付ける。GitHubにリポジトリを作った時には,その後にするべきことが表示される。以下はその一例。
$ cd <directory> <= 作業ディレクトリに移動
$ git remote add origin https://github.com/someone/somerepo.git
git remote
は,サーバ上のファイル置き場(リモートリポジトリ)を登録する命令。
この例では,URL(https://github.com/someone/somerepo.git)を,originという名前(識別子)で登録している。
識別子 origin は他の名前にしても良いが,慣習的にこの名称が使われている。
someone/somerepo
の部分は,GitHub上に作ったリポジトリの名前に従って設定する。
ただし,非公開リポジトリ(private repository)に登録する場合は,以下のようにGitHubの認証情報を加える。
$ git remote add origin https://<username>@github.com/someone/somerepo.git
セキュリティを高めるためには,ssh keyをGitHubに登録しておいて,ssh通信にするほうが無難。この場合のgit rmote
は以下のなる。
$ git remote add origin git@github.com:someone/somerepo.git
登録情報を確認
$ git remote -v
登録情報を間違えていたら,以下のコマンドで一旦削除して再登録する
$ git remote rm origin
リモートリポジトリにローカルリポジトリの内容を反映
$ git push -u origin master