pyenv/poetry を使って Mac/Linux上に python 環境を作る方法です。 pyenvでpythonをインストールして,必要なパッケージはpoetryで導入します。 開発したプログラムやライブラリの動作環境を明確にできるので, 本格的にプログラム開発をしたい人におすすめの方法です。
Macでhomebrewを使う人も,Linuxの人も以下の手順でOKのはずです。
このページを見てpyenvを導入する。
$ pyenv install -l
インストールできるパッケージがずらずら出てくる。
ここではPythonのみをインスールすることにして,バージョン名として表示されていた3.10.2
を選ぶ。
$ pyenv install 3.10.2
$ pyenv rehash
$ pyenv global 3.10.2 # インストールしたPython 3.10.2 を利用するための設定
$ pyenv versions
system
* 3.10.2 (set by /Users/jun/.pyenv/version)
$ which python
/Users/jun/.pyenv/shims/python
$ python --version
Python 3.10.2
簡単な概要のみの説明です。 詳細はpoetryを見てください。
curl -sSL https://install.python-poetry.org | python3 -
poetryはデフォルトでは$HOME/.poetry/bin
にインストールされる。
PATH設定も~/.profile
等に追加されるが,シェルによっては各自で対応が必要。
新しいターミナルを起動,もしくはPATH情報を読み込んでpoetry
を実行可能か確認。
$ poetry --version
Pythonのプロジェクト(開発する一まとまりのライブラリやプログラム)の名前をつける。
poetry new <project name>
いくつかのファイルが生成される。 その中のpyproject.toml
がインストールするライブラリの依存関係の一覧になる。
ある程度の作成したプログラムをpoetryで管理するプロジェクトにする方法
cd <project directory>
poetry init
pyproject.toml
の[tool.poetry.dependencies]
のセクションに,必要なライブラリとバージョン情報を追記する。
エディタで編集してもよいが,以下のコマンドを使うとpyproject.toml
への登録とともにインストールもしてくれる。
poetry add <library name>
poetry install
poetry update (--dry-run) # --dry-runはテストのみ行う
poetry run python <python script>
もしくは
poetry shell
python <python script>
$ python get-poetry.py --uninstall
$ POETRY_UNINSTALL=1 python get-poetry.py