ShareLaTeX
オンラインでLaTeX文書の編集・プレビューをできるShareLaTeXを使ってみた。 インターネットさえ使えればLaTeX文書を作れて,共同編集もでき,履歴も残せる。 有料版だと,Dropboxとの同期もできるようで,これまた魅力。 お金を払うか悩み中。。。
LaTeXのインストールは面倒なことが多いので,数式を書くレポートにLaTeXをちょっと試してみたいというヒトにもお薦め。 ここ(ShareLaTeX)をクリックしてアカウントを作ってくれると,特典(共同編集者の追加等)があるので嬉しいです。 よく似たのにOverLeafもあって, どちらが使いやすいかはまだ調査中です。
日本語文書の編集方法
日本語文書は,以下のように日本語フォントをアップロードして,XeLaTeXを使うように設定すれば編集できる。
- フリーの日本語フォントをどこかからダウンロードする。とりあえずGoogleのNotoフォントの Noto Sans CJK JPにした。
- ShareLaTeXのファイル一覧にあるメニューでuploadを選択して,以下をアップロードした。
- NotoSansCJKjp-Regular.ttf
- NotoSansCJKjp-Light.ttf
- NotoSansMonoCJKjp-Regular.ttf
- ShareLaTeXの左上のメニューをクリックして,コンパイラをXeLaTeXに変更
- 以下のようにフォント設定等をして,文章編集。要は, 日本語文書をShareLaTeXで使うならXeLaTeXでってことになります。
\documentclass{article}
\usepackage{xeCJK}
\setCJKmainfont{NotoSansCJKjp-Regular.otf}
\setCJKsansfont{NotoSansCJKjp-Light.otf}
\setCJKmonofont{NotoSansMonoCJKjp-Regular.otf}
\title{桃太郎のお話}
\author{桃太郎}
\date{2016年12月}
\begin{document}
\maketitle
\section{むすび}
ももから生まれた桃太郎が鬼退治をしたというお話でした。
\end{document}
Notoフォントには明朝体がないので,設定はとりあえずの適当。 明朝体もあるIPAフォントあたりをインストールして,mainfontに明朝体,sansfontにゴシック体を割り当てるのが真っ当だろう。